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銀食器(シルバーウェア)の素材の違い 〜純銀製品と銀メッキ〜

銀食器(シルバーウェア)の素材の違い 〜純銀製品と銀メッキ〜

銀食器(シルバーウェア)とひとくちにいっても、その素材(純度や加工法)によってさまざまな種類があって複雑!ってことで整理してみました。

純銀製品

銀はその純度によって、千分率(単位:パーミル)で分類されます。日本の場合、造幣局の基準では5種類(999、950、925、900、800)、ISO 9202(国際標準化機構)とJIS H6309(日本工業規格)では、3種類(925、835、800)の品位区分があります。

厳密には純度100%のものが「純銀」ですが、そのままでは軟らかすぎて実用に向かないため、他の金属を混ぜて強度を上げて使用されます。その中でも、純度92.5%のものは“スターリングシルバー”と呼ばれ、現在の銀器の主流となっています

イギリスの法定品位ではスターリングシルバーは「純銀」と定められていることから、スターリングシルバーのお品物は純銀製と表記されることがあります。

銀の純度別名称

純度名称
SV1000ピュアシルバー
SV958ブリタニアシルバー
SV950五分落ち
SV925スターリングシルバー
SV900コインシルバー

ホールマーク

純銀製品は、ホールマークと呼ばれる刻印が刻まれています。時代や国によって、さまざまな種類がありますが、これを調べることで銀の純度や製造年、製造者などを知ることができます。

Lionpassant Hallmark

こちらは、イギリスのスターリングシルバーを示すホールマーク(ライオンパサント)です。

銀メッキ(シルバープレート)

他の金属の表面に銀の薄膜をコーティングすることで、純銀製品に遜色ない美しさ・耐食性・抗菌性を再現した製品。銀メッキ、シルバープレート、シルバーコーティングなどなど、いろいろな呼ばれ方があります。純銀製品は非常に高価なので、代用品として人気があります。

メッキというと、「剥げそう」とか「安物・悪いもの」という印象を持たれる方もおられるかと思いますが、1ミクロン以上の厚みのあるメッキは磨いても簡単に剥がれることはなく長い耐用年数があります。

高品質シルバープレート

その中でも、クリストフルのクリストフルシルバー(厚さはなんと40ミクロン)、マッピン&ウェッブのマッピンプレート(正確な厚さは不明)などは通常の数倍の厚みがあり、通常の銀メッキ製品とは別格の品質を誇ります。

電気メッキ(EPNS、EPCA、EPBMなど)

ニッケルや銅の本体に、電気を使って極薄の銀メッキを施したもの。銀としての価値はほとんどありません。

『食卓のアンティークシルバー』

銀食器が好きな方にこちらの本がオススメです。英国銀器を中心にその歴史と楽しみ方を学ぶ入門書です。ホールマークの読み方や銀器のお手入れ方法などの実践的なコーナーもありますが、美しい写真を眺めるだけでも楽しめます。

投稿者のヒトコト

メッキより、シルバープレートって呼んだ方が3割くらいステキですね。

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