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第4回富士見ノベル大賞入選『英国喫茶アンティークスカップス心がつながる紅茶喫茶店』

Twitterでフォローしていた方がなにやらアンティークカップまつわる小説を出版するらしいってことでポチっていた本書、遅くなりましたが読了しました。

なにか洋食器関係のつぶやきをされているのがきっかけでフォローさせていただいた猫田パナさん（@nekotapana）が、アンティークカップをテーマにした小説で第4回富士見ノベル大賞に入選・出版されるってことで、速攻ポチらせていただきました。あらためまして、おめでとうございます！

その小説がこちら

猫田パナ

748円(11/24 14:19時点)

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都会の暮らしに疲れ田舎に戻った主人公、特にすることもないので祖父の経営する喫茶店を手伝うことにしたのだが、ある日、祖父が過労で倒れてしまい喫茶店が閉店の危機に…なんとなくその後の展開も読めそうな感じですが、魅力的な登場人物、アンティークカップにちなんだちょっとした変化球もあって楽しく読めます。

新卒で入社した都会の会社、田舎の実家、バイト先の喫茶店、新しい就職口など、いろいろな選択肢のなかから、“私の居場所”を一生懸命探し求める主人公の姿にはおっさんの自分でも涙がポロリ。多くのひとが共感できそうです。

作中には魅力的なカップ＆ソーサーが多数登場します。知らないものがいくつもあってスマホで調べながら読みました。カップや紅茶にまつわるウンチクもあって勉強にもなりました。

あまり詳しくかけませんが、アンティークカップたちが○○するのもステキな発想でとても楽しめました。