買取日記
BLOG当店で見つけたブランド食器のスクラッチマーク
洋食器の中には、なんらかの理由によりブランドロゴにスクラッチ(引っ掻きキズ)が付けられた商品が存在します。当店で見かけたスクラッチマークを集めてみました。(今度も追加予定)
スクラッチとは
検品段階で、造形の不備や絵付け・プリントの不備など、なんらかの問題があった品物をを区別するために意図的に付けられる印のこと。ブランドロゴを削ったり、二重線のキズを付けたりするなど、いくつかの種類があります。
スクラッチが付けられた品物は、2級品、B級品、センカンドなどと呼ばれ、区別されます。当店でも買取はしておりますが、通常より大幅に減額になります。(※再販が難しいため)
スクラッチが付けられた理由がすぐわかるものもあれば、素人目には区別がつかないようなものもあります。また、スクラッチについては正規取扱店ではそのような品物が取り扱っていないというのが前提なので、質問しても答えてもらえない場合があります。
当店でも同様に「コレはスクラッチである」と断言することは難しいです。そのため、こちらに掲載するスクラッチマークたちは、あくまでも「スクラッチの可能性アリ」のものであり、断言するものではありません。(※「可能性アリ」の時点で再販は難しくなるので扱いは同じとなります)
当店の判定基準としては次の通りです。
- ブランドロゴマーク周辺に意図的な印がつけられている
- 印は第三者が消去・隠ぺいすることのできないもの
- たまたまついてしまったスレキズや、マジックやシールなど消去・除去できるものは該当しません。
当店で見つけたスクラッチマークたち
それではいってみましょう!掲載順はブランドのアルファベット順です。
HEREND
キレイにロゴに二重線のスクラッチが!ソーサーにも同じスクラッチがありました。(カップの内部に小さな窪みがあった程度でしたが…)
こちらは型番の下のペインター番号(?)のところをピンポイントで削ってあります。欠点はわかりませんでした。
同じく型番の下の部分をピンポイントで削ってあります。
MEISSEN
こちらは双剣マークの下にスクラッチがあります。
MINTON
こちらはブランド名のところにスクラッチがあります。これは素地に黒点がいくつもあったのでそのせいかと思われます。
ROYAL ALBERT
こちらは裏面を真っ二つにするようにスクラッチがあります。
こちらはロゴの上に大きく×マークのようなスクラッチがあります。
一瞬見逃しそうになりますが、葉の部分に点状のスクラッチがあります。
ROYAL COPENHAGEN
一瞬ただのスレキズかと思いましたが、2客同じ場所に同じように印がありましたので、意図的なスクラッチと判断しました。
波マークのところに立てに1本はっきりとスクラッチがありました。
こちらは2本バージョン、これくらいわかりやすいと見落とさないですね。
パッと見ひっかきキズのようにも見えますが、複数回・意図的なマーキングですね。
ROYAL CROWN DERBY
ちょっと雑な感じですが縦に何度も削ったあとがあります。
ROYAL DOULTON
雑な感じですが縦に何度も削ったあとがあります。カップ、ソーサーともに同じように跡がありました。
WEDGWOOD
こちらはスクラッチではなく、「2nd Grade」の頭文字「2G」の透かしがブランドロゴ周辺に施されていました。