買取日記
BLOG瀬戸内海に浮かぶ”アートの楽園”、直島旅行記
「島まるごと美術館」「現代アートの聖地」とか、さまざまなキャッチフレーズで人気の観光地、直島に行ってきました。
直島とは
瀬戸内海に浮かぶ、外周16km、人口3,000人ほどの小さな島です。地中海美術館、ベネッセハウス ミュージアム、ANDO MUSEUMなどの美術館をはじめ、「家プロジェクト」と呼ばれる建築群、屋外展示オブジェなど、島のいたることろにアート作品が展示されています。
直島には飛行場がないので本州(岡山県)または四国(香川県)からフェリーでアクセスします。今回は羽田から飛行機で高松空港、空港からバスで高松港、そこからフェリーで直島(宮浦港)というルートで行ってきました。
宮ノ浦エリア
宮浦港周周のエリア。直島で唯一のコンビニがありあす。補給は忘れずに!
赤かぼちゃ / 草間彌生
宮浦港に近づいてくると、まずはいきなり草間彌生の『赤かぼちゃ』があります。赤かぼちゃの中は空洞になっていて中に入れるようになっています。
I Love 湯 / 大竹伸郎
港から2分ほど歩くと、大竹伸郎が手がけたアート施設、直島銭湯『I Love 湯』があります。さまざまなタイルやオブジェを組み合わせてインパクト抜群の施設です。タオルやTシャツ、風呂おけなど、いろいろなグッズが売ってます。
ベネッセハウス周辺
ベネッセハウスは「自然・建築・アートの共生」がコンセプトになっており、ホテルと美術館が一体になっています。建物は安藤忠雄デザイン。
ベネッセハウス パーク
ホテル内には国内外のさまざまなアーティスト作品が展示され、「美術館の中に泊まる」感じ。部屋から見下ろせる庭園にはニキ・ド・サンファールのオブジェたちが。
ベネッセハウス ミュージアム
絵画、彫刻、写真、オブジェなど、国内外のアーティストによる大小さまざまなアート作品が展示されています。ちょっと時間に余裕があったので、先にガイドなしでサクっと見てから、2週目はガイド付きで回ったのですが、現代アートは難解で、ガイドなしだと1mmも理解できませんね。解説をきいて多少見るべきポイントがわかる程度ですが…。ガイドなしだと見逃してしまいそうな、須田悦弘の『雑草』って作品がマイベストかな。館内は撮影禁止なので写真がありません(涙
地中美術館
地中美術館という名前のとおり、半分以上地面に埋まっています。クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレルの作品が常設されています。タレルの『オープン・スカイ』がSF的で良かったです。日没に合わせて鑑賞する「オープン・スカイ ナイトプログラム」なんてのもあるそうです。こちらも撮影禁止…
南瓜 / 草間彌生
ベネッセハウスから見下ろせるビーチで、とてつもない存在感を放っているのがこちら。海へと突き出たコンクリートに鎮座する黄色い巨大なかぼちゃ!海・空のブルーとのコントラストが美しいです。赤かぼちゃと違い中には入れません。今回のツアーの一番のお目当てはこれでしたが、快晴のもとで写真が撮れて満足です!
家プロジェクト
木村地区で展開される建築物郡のアートプロジェクト。「角屋」「南寺」「きんざ」「護王神社」「石橋」「碁会所」「はいしゃ」の7軒が公開されています。
はいしゃ / 大竹伸郎
かつて歯医者兼住居だった建物を大竹伸郎が作品化。正式な作品名は『舌上夢/ボッコン覗』。あるところは彫刻的に、またあるところは絵画的に、廃材や看板、ネオン管など、さまざまなジャンクなパーツを組み合わせて作られています。
アート三昧な2日間を終えて
どこを見てもアート、ご飯を食べる場所も、寝るところも全部アート。こんなアートまみれな時間が過ごせる機会はないですね。最初は1日中アート漬けなんて飽きちゃうよと思っていましたが、目でみるもの、耳できくもの、触れられるもの、温度を感じるものなど、さまざまなものがあって飽きるなんてことはありませんでした。
2日間いろいろまわったつもりでしたが、全然見たりないですね。回れなかったアートスポットがまだまだあります。今回は直島だけでしたが、アート活動「ベネッセアートサイト直島」は、豊島、犬島など周辺諸島でも開催しているのでそちらもいつか行ってみたいです。
現代アートは難しいから…と敬遠していましたが、今回の旅行をキッカケにもっと勉強してみようと思います。まずは、地中美術館の売店で買った『めくるめく現代アート』を読んでみようかな。
直島に行く人へのアドバイス
最後に、直島に行きたいな!と思っている方へメッセージです。
- タクシー走ってません。
- バスも本数少ないです。
- 自転車で移動するなら電動がオススメ(坂が多い)。
- 街灯がない場所もあるので夜は暗いです。
- ホテルも美術館もバリアフリーではないです。
- コンビニ1件しかないです。
- 月曜休みなお店が多いです。