買取日記
BLOG映画版『ダウントン・アビー』を観てきた感想
ちょっと遅れましたが、1月10日に公開になった映画版『ダウントン・アビー』を観に行ってきました。
当時ハマっていたとはいえ、今さら映画化されても…なーんて思いましたが、結論から言うと、とてもおもしろかったです。気になっている方はぜひ劇場へ。
ドラマ『ダウントン・アビー』とは
20世紀はじめのイギリスのカントリーハウス“ダウントン・アビー”を舞台に、そこで暮すクローリー家とその使用人たちの生活を描いたテレビドラマシリーズ(全52話)。
貴族のきらびやかな暮らしや恋愛事情といった華やかな側面だけでなく、その生活を裏で支える使用人たち、屋敷の資産問題や当時の社会情勢、差別などがフィクションながらもリアルに描かれます。ヒューマンドラマとしてもおもしろいのですが、当時を忠実に再現した衣装や調度品の数々を眺めているだけでも楽しいドラマです。
あらすじ
ドラマ完結から2年後の1927年。長女メアリーも無事再婚して、ダウントン・アビーはようやく平穏な日々を迎えていましたが、一通の手紙が届いたことから事態は急変します。なんと、英国国王夫妻がダウントン・アビーを訪問することに!祝賀パレードや晩餐会の準備など、ダウントン・アビーは蜂の巣をつついたような大騒ぎに…
映画『ダウントン・アビー』パットモアさんと振り返るキャラクター紹介映像
ドラマシリーズ完結から時間が経っているので、いろいろ忘れてしまった人のために、映画本編がはじまる前に主要人物の紹介映像が流れます。なので、特に復習しなくても大丈夫です。
映画『ダウントン・アビー』約10分でおさらいできる特別映像
もっとしっかり復習したいって人は、こちらの動画もどうぞ。
みどころ
登場人物みんなにドラマあり
ひさびさにダウントン・アビーのみんなに会える!でも映画は時間も限られているし、ちゃんと見せ場あるのかなー、と心配してましたが、ご安心ください。大小ありますがみんなにドラマ(魅せ場)があります。よくこんな詰め込んだなーと苦笑いするくらい(笑
メアリーの決断
テレビドラマでも描かれていた大きなテーマですが、近代化の流れのなか、これからのダウントン・アビーをどうしていくべきなのか。今回の出来事を経てメアリーは重大な決断を迫られます。
やっぱり気になる調度品の数々
食器屋としてやはり気になるのはテーブルウェアです。メアリー王女とのお茶会のシーンでは、ヘレンドのアポニーグリーンの一式が、他のお茶シーンではスポードのスタッフォード・ホワイトが使われていました(テレビドラマではスタッフォード・フラワーがよく使われていましたね)。紺と白の食器もちらっと写りましたがあれはなんでしょう?あと、銀器のコレクションは圧巻でしたね。磨くの大変そうですが…
感想まとめ
上映時間は122分ですが、よくこの尺にあれだけのドラマを突っ込んだなーと。しかもそれぞれのドラマがしっかりしていてファンの期待を裏切らない。前半はトラブルの連続で「おいおいおい」って感じですが、後半はちょっと強引だけどよくあれだけ広げた風呂敷をキレイに畳みましたね。
テレビシリーズで楽しんだ今作ですが、劇場の大画面で見るお屋敷は圧巻ですね。それだけでも劇場に来る価値があります。ダウントン・アビーに登場する調度品をまとめた設定資料集とか出たら買うのになー。