買取日記
BLOGユーランダーパウダーを見ると思いだす悪夢(失敗談)
先日、ウェッジウッドの名作ユーランダーパウダールビーのカップ&ソーサーがセレクターズにやってきました。このシリーズを見ると思いだすことがあるのです…
はじめてのユーランダーパウダー
それは、はじめてユーランダーパウダールビーを手に入れたときのこと…。その時入手したのも、今回と同じカップ&ソーサーだったのですが、金彩に変色があるということで破格でお譲りいただいたものでした。
金彩の変色なんて磨けばすぐにもとどおりピカピカになる!その頃はクリーニングの経験も浅く、その根拠のない自信が命取りに…あろうことか、銀磨き(研磨材)でガシガシと磨いてしまったのです。
磨けば光…らない…(涙
もうオチはお分かりですよね。研磨材で金彩を磨いたら、あっという間に金彩が全て剥がれ落ちました。特にハンドルの部分などはもともと消耗しやすい部分だったのかツルツルのパウダーボディになってしまいました(涙
あっという間にお品物の価値が急降下です。クリーニングするつもりが、商品価値を下げてしまうなんて。それ以来、金彩のクリーニングには人一倍気を使って、やさしくやさしく扱っています。
よくある質問の「少しでも高く売るコツはありますか?(ブランド食器編)」でもふれましたが、クリーニングは大事ですが、やり方を間違うとマイナスになることもありますので、無理しないでくださいね。
今日の一皿:ウェッジウッド ユーランダーパウダールビー
1903年、セオドア・ルーズベルト大統領時代に、ホワイトハウス用に作られたデザインが元になっています。“ルビー”の名前の通り、宝石のように鮮やかな赤のボディーに、贅沢に施された金彩のコントラストが美しい気品溢れる一品です。